“熱い”志を持った人たち同士が、“深い”繋がりを作り出す、“ゆるめ”の多業種交流会「北九州 熱い若造の多業種交流会」共同代表 久野高司さん・岡田将治さん

会社員として働く、フリーランスとして働く、自ら起業して働く、そして本業や個人のスキルや趣味を活かした副業・兼業・・・「働く」といっても、様々な働き方がありますよね。そして、どんな形で働いてくとしても、自分自身のスキルを磨いたり、新たな学びを得て知識を広げたり、人脈を広げたりといったことは必要です。
しかし、必要性は感じながらも、自分を成長させたり、人脈を作ったりする“場”はなかなか見つからず、結局何もしていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、自分たちに必要な学びの場・ネットワークの場を、自分たちで立ち上げた「北九州 熱い若造の多業種交流会」の代表のお二人、久野高司さんと岡田将治さんに、団体を立ち上げた思いやその運営方法、そしてこれからの活動についてお話を伺いました。

 

- 「北九州 熱い若造の多業種交流会」(以下、KYC)とはどのような会?

岡田さん 2014年8月に設立した他業種交流会。名前に若造とあるように、当初は35歳以下で熱い志を持った様々な業種の人たちが交流できる場として設立しました。

 

- そもそもの立ち上げの経緯は?

久野さん 私が会社を辞め独立し、起業と同時に北九州市に来たこともあり、周りに相談できる人がなかなかいなくて、経営者というのは孤独だなぁと感じていました。

岡田さん 私はちょうどうその頃、保険の営業を始めたところで、2人で起業や仕事の話すことが増えていったんですよね。私自身も将来的に起業を考えていたこともあって。

久野さん その頃、開催されていた交流会にも参加したことがありましたが、参加者の年齢層が高かったり、若い人が主軸になって活動できるという雰囲気もなくて。じゃあ2人で新しく立ち上げようということに。

岡田さん 1ヶ月半くらいかけて2人でコンセプトを作りましたね。それまで交流会に参加した経験から、私たちの交流会は、会社を興そうとか、社会を変えようといった熱い志を持っている若者の交流会にすることにしました。「熱い若造」というコンセプトは最初に決まりましたね。そして何より、お互いにその熱い志を気持ちよく応援しあえる会にしようと。具体的に応援しあえるとは、モチベーションの維持、知識やノウハウのシェア、情報の拡散、各種アイディア出しといった、お互いの持っているものを共有し高めていけるようなイメージですね。

久野さん コンセプトが決まってから、お互いの知り合いに声をかけ、活動に共感してもらった人を誘って第1回を開催しました。スタート時の参加者は4人でしたね。

 

- 活動内容は?

岡田さん 毎月第2木曜日に定期交流会を開催しています。参加費は1,000円。定期交流会では参加者がビジネスに関するテーマを持ち込んで話し合ったり、情報交換を行ったり。過去には学生や社会人向けに、働くことの本音や失敗談を語るといったイベントを開催したこともあります。現在は月1回の定期交流会の開催という形に落ち着いていますね。参加者は6~10名くらいですね。

久野さん 活動のベースは八幡西区の「黒崎Yakata」です。以前は色々な場所で開催していましたが、この場所で固定的に開催できるようになって、非常にやりやすくなりましたね。以前は人が集まるという機能としての“場”だったものが、拠点ができたことで物理的な“場”を持てたことは活動にも良い影響を与えていますね。

岡田さん 定期交流会以外でも、それぞれのメンバーが自主的にこの場所に集まって自然に情報交換やビジネスの話をしたりということが起きていますね。

 

- 定期交流会の具体的な内容は?

久野さん 持ち込まれるテーマは、例えば新しいサービスを始めるにあたってメンバーから意見をもらったり、ネーミングのアイディア出しをしてもらったり、モニターとしてのフィードバックをもらったりといったことが多いです。

岡田さん 手作りの作家のメンバーからは新商品のアイディアが欲しい、作ってみたので使って欲しいといったこともありましたね。それ以外にもイベント時に使用するアンケートを一緒に作ったり、新しいツールの使い方やそれぞれが勉強している内容シェアをしたりしていますね。

<定期交流会の様子>

 

- その他の活動は?

岡田さん 定期交流会の延長で、夏にはバーベキュー、年末には忘年会も開催しています。基本的には楽しく飲もうといことで開催していますが、参加者同士の情報交換や意見交換の場にもなっているようです。それと合宿をしたこともありますね。場所はここ「黒崎Yakata」で、通常の定期交流会からの延長という感じでワイワイと飲みながら話しながら。そのまま泊まって、翌朝は曲里の松並木での太極拳に参加するというかなり充実した内容でしたね。
また、プレゼン練習交流会も開催していましたが、こちらはKYCから独立した形で現在も定期的に開催しています。プレゼン練習交流会に参加した人がKYCの存在を知って入会するということもあります。

会員以外も多くの人が参加するプレゼン練習交流会

 

- 現在のメンバーは?

岡田さん 現在のメンバーは18名。よく活動に参加しているコアメンバーは10名くらいですね。厳密に会員制度を採っているわけではなく、人の入れ替わりはゆるくやっています。メンバーの業種・職種はバラバラです。男性:女性=7:3くらいの割合です。

久野さん 特に意図しているわけではないですが、個人事業主が6~7割と最も多いです。そのため起業家の交流会と見られていることが多いですね。私たち2人が起業家ということもあって、起業家の割合が高くなっているのかもしれないですね。メンバーは来るものは拒まず。「熱い若造」と名乗っているので、年齢の高い方はあまり来ないですが、年齢に関わらず熱い気持ちのある方には積極的に参加してもらっていますね。

 

- KYCに入会したい場合は?

岡田さん 入会前に必ず定期交流会に参加してもらっています。定期交流会は基本的にオープンな場なので誰でも参加可能です。その後、改めて入会したいかどうかの意思確認をしています。

久野さん こういった交流会では、空気感が合わないということもあるので、必ず定期交流会には参加してもらっていますね。

岡田さん 定期交流会の開催などのKYCの活動については、Facebookで情報発信しています。興味のある方はぜひ交流会に参加してください!

 

- 会の運営で心がけていることは?

岡田さん メンバーは本業がある中で活動しているので、運営にあまりエネルギーを使わないようにしています。私たち2人がいない場合も、定期交流会の開催が他のメンバーにとって負担になるということは望んでいないので。定期交流会当日の準備は、メンバーそれぞれで分担してやってもらっていて、それぞれがほんのちょっとずつ負担することで運営ができるようにと考えています。

久野さん KYCの運営のためにやらないといけないことが増えれば年会費を取るといったことも考えないといけなくなります。現状ではそのような運営は必要ないと考えているので、必要最低限の管理・ローコストでやっていますね。

岡田さん 例えばメンバーからこういったことをやりたい!というような意見が出た場合は、KYCとしてやるというよりも、それに賛同したメンバーでやるという形ですね。あくまでKYCとして様々なことに取り組むというのではなく、メンバー間で新しいことが起こっていくプラットフォームのような場なのかなと考えています。

 

- 定期交流会ではそれぞれのビジネスの深いところまで議論されている。メンバー間にそのような議論ができる関係性があるということ。そういった関係性づくりで気をつけていることは?

久野さん まずはそれぞれが持っている熱い志をお互いに気持ちよく応援しあえる会というコンセプトを大事にしています。入会するに当ってメンバーにもちゃんと理解していただいています。それと何よりも、ゆるく、長く一緒に飲みながら、色んな話をする機会を作っていますね。

岡田さん メンバー同士の人間関係ができている会なので、初めての方はちょっとハードルを感じるかもしれません。そのため初めての方でも大丈夫なように場の雰囲気作りにはかなり気を使っています。これまでも多くの新しいメンバーを迎えてきているので、基本的にメンバー全員、新しい人が参加することにはウェルカムですね。

久野さん 一方で、一人ひとりは熱い思いを持っているので、定期交流会では本気で議論が繰り広げられています。ある議論の時に真摯な意見を出さなければ、自分が議題提供者になった時に良いフィードバックが得られない、そんな協力関係と緊張関係がこの会の特徴だと思います。

 

- 今後の活動について

久野さん それぞれのメンバーが得たい価値を得られているので、現状を変える必要はないと感じています。メンバー同士の人間関係が大切なので、ただ会員数を増やしていくという方向性ではなく、ある程度メンバーが入れ替わりながらも、今の規模感がちょうど良いかなと感じています。ただ、フラッと立ち寄るといった感じで参加する人が増えればいいなと感じています。

岡田さん メンバー内で何か変化をもたらしてくれる人がいればいいかなと考えています。「こういうことをやろう!」とアイディアを出してくれる人がいれば、新しい活動が生まれてくると思います。2人だけでこれをやる、これはやらないということを決めるのではなく、メンバーの中で「これおもしろいね!」ということが生まれてくればと思っています。うまくいけば続くだろうし、上手くいかなければやめるといった感じで良いと考えています。

 

社会人になって自分自身を成長させることができる場を見つけることはなかなか難しいのではないかと思います。そんな中、熱い志を持ち、お互いの仕事や活動を心から応援しあいながら、お互いを高めていくことができる、そんな場所が北九州にあるのは心強いですよね。
熱い志と深い関係性を“ゆるい”運営で実現しているKYC。これからも北九州に熱い志を持つ人たちにネットワークが広がっていくの楽しみですね。
ご関心のある方は、ぜひ定期交流会に参加してみてはいかがですか?

 

北九州 熱い若造の多業種交流会に関する詳しい情報はこちら
ホームページ:http://yakata.space/portfolio/kyc/
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ライター紹介

「LOCAL GOOD KITAQ(LGK)」では、地域に住み・暮らす住民や企業、NPO法人などの民間主体が中心となって、顔の見える関係を大切にしながら、 サービス、 モノ、 カネ、 ヒト、 情報の循環をつくっていくことを目指し、地域課題を主体的に解決する活動「地域のGOOD=ステキないいコト」に多くの主体が参加するきっかけをつくっていきます。

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