英語+モンテッソーリ教育。真のインターナショナルと自律・他者受容を育む「カーサ・デ・バンビーニ」の入園式

4月6日、英語教育とモンテッソーリ教育を通して、真のインターナショナル感覚と、自律し他人への思いやりを持った子どもを育む保育園「カーサ・デ・バンビーニ」の新年度入園式におじゃましてきました。

場所は小倉北区吉野町。国道3号線、白銀郵便局から通りを一本入ったところ、ビルの1階にあるこじんまりとした園。今日は17人のかわいい園児たちが主役です。

「カーサ・デ・バンビーニ」は、ソシオファンド北九州協働プログラム「びびんこ」の第4期協働団体でもあります。毎週協働ミーティングを行っていますが、毎回、代表の大谷育美さんの子どもたちへの純粋で熱い思いを感じています。そんな大谷さんの思い、信じている教育、可能性にあふれる子どもたちの笑顔、どんどんどんどん大きくなっていって欲しいと願っています。

さて、期待に胸を膨らませ「カーサ・デ・バンビーニ」の入園式に向かったのですが、今日はあいにくの雨模様。トホホ。それでも園の中は元気いっぱい。保護者の間をチョコチョコ歩きまわる子、お母さんに抱っこしてもらいたいのか「ねむたい、ねむたい」と繰り返す子、可愛らしさであふれかえっていました。いやぁ、ホントに子どもって素敵パワー満載だなぁ。

大谷さんの挨拶で入園式は始まりました。丁寧に語りかけるように保護者への感謝の気持ち、そしてこれからの期待をひとつずつ言葉にされているのが印象的。温かな雰囲気に包まれていきます。

歌とダンスの時間では、チャールズ先生が明るい歌声と大きな動きで盛り上げるのですが、保護者は少し恥ずかしそう。子どもと同じテンションで踊るのはやはり難しいのかな。緊張している保護者も多いだろう。なんたって、今日は保護者の入園式でもあります。

保護者への連絡事項の時間の約20分間。子どもたちは玄関先のピロティ部分へ出てシャボン玉の時間。ふ~っ!とするだけでまん丸シャボンができるのが不思議でたまらない様子。次から次にシャボンが製造されていきます。片っ端からシャボンを握りつぶしていく子、小ぶりの雨をかいくぐりふわふわと飛んでいくシャボンをずっと指さしている子、お天気だったらもっと凄いシャボン玉大会だったろうなぁ。

シャボン玉大会終了後、子どもたちもお部屋に戻って、全員で記念撮影をして入園式は終了。登園から約1時間半。きれいなお洋服を着て、大勢の大人がいる普段とは違う園内で少し疲れた子どももいたようで、ご機嫌ナナメの“ママ~だっこ~”ちゃんもいたけれど、そんな雰囲気も含めて素敵なステキな入園式でした。

半日の間、「カーサ・デ・バンビーニ」の様子を見ていて感じたこと。それは、ごく普通の保育園の側面と英語が溶け込んでいる保育園という側面がミックスされているということ。

園内でネイティブの先生方は英語オンリーです。子どもたちは自分の靴を靴箱にしまったり、トコトコと保育室の方へ戻ったりと、英語で話しかけられていることを認識して動いているようです。もちろん、頭のなかで和訳してはいないだろうし、英語の文法理解や単語への分解などもしていないはず。英語の話し言葉そのものを純粋なメッセージとして認識しているみたい。もし仮にミュート状態で子どもたちを見たとすると、ほぼ日本の普通の保育園の様子と変わらないと思う。普通の動き。でも、実際は英語の語りかけで子どもたちは自分の気持ちと行動を変えているのです。

グローバル人材をいう言葉が取り上げられるようになって長いですが、言語の側面でいえば、本当のグローバルとは「英語が聞きとれる、話せる」ということではなく、「認識の中に英語(その他外国語)と日本語の境界がなくなりつつ、TPOに応じて使い分けができる」ということではないかと思うのです。今日出会った子どもたちは、ホントに可愛くちっちゃな存在でしたが、日々本当のグローバルを身につける凄い経験を積んでいるなと感じました。

そして、もう一つ感じたこと。それは、子どもたちが非常に落ち着いているということ。

もちろん、元気に走りまわるし、大きな声で泣くし、母親の足にしがみつくし。普通の子どもたちなのです。でも、わがままを言ってケンカする子が一人もいなかった。保育室での歌やダンス、シャボン玉遊び、全ての子が自分で楽しみ、他の子にも楽しませてあげてる感じがとても印象的でした。一般的に、保育園児の年齢の子どもって自己主張は大の得意だけれども、他者に心を寄せる、理解しようとすることは少ない。しかし、「カーサ・デ・バンビーニ」では、子どもたちの自律と他者理解の感情がしっかりと育まれていると感じました。

英語教育とモンテッソーリ教育を中心に熱く園を経営している大谷さんですが、今年の入園式をとても感慨深く感じているとのこと。昨年、「カーサ・デ・バンビーニ」を開園したけど、園児はたったの4人。保育室内の備品類も少なく、がらんとした園内でのスタートだったそうです。それが、今年は園児が17人。挨拶でも入園を決めてくれた保護者への信頼と感謝の気持ちを伝えていらっしゃいました。今年度は園児が増えた分、安全面などにも一層の配慮をしていきたいと、地に足をつけた園経営にも注力されるよう。これからの「カーサ・デ・バンビーニ」の活動に注目です。

ライター紹介

  一般社団法人ソシオファンド北九州 パートナー。 北九州で社会課題解決に取り組む個人・団体への支援を通じて、誰もがつながりを感じ合える、支え合いを感じることのできる社会を目指して活動中。 福岡市出身、北九州市門司区在住。  

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