学生の力で被災地に光を!!~学生と被災地を結ぶ復興支援プロジェクト~

熊本の震災からまもなく2年が経とうとしている。この2年の間、皆さんは防災についてどれだけ意識しただろうか。日が経つにつれて意識が薄れているのではないだろうか。九州学生復興支援プロジェクト「お結び」は、熊本地震によって荒れてしまった被災地を目の当たりにし、衝撃を受けた前代表の志藤大地さん(当時、九州工業大学学生)が、学生の力で少しでも復興の手助けをしたいという思いから北九州市で立ち上げた学生団体である。

主な活動内容としては、支援物資を集めて被災地に提供したり、学生ボランティアを募り現地へ派遣したりしてきた。その他にも、さまざまな活動を行っているが、特徴的な取り組みとして蛍丸サイダーの販売がある。蛍丸サイダーとは、熊本県にある阿蘇神社の宮司に代々伝わる幻の宝剣「蛍丸」をモチーフとして作られた熊本県の特産品である。その名の通り蛍の光をイメージした黄緑色のマスカット味のサイダーであり、「お結び」はその蛍丸サイダーを北九州で販売し、集めた売上金を阿蘇神社再建のための寄付金として提供するという活動を行っている。元々は、「お結び」が北九州で集めた物資を仕分けし、熊本の各地域に運んでいる際に、たまたま寄った酒屋に復興支援(蛍丸)サイダーを見つけたという。その時に、「熊本まで毎回片道2~3時間かけて支援に行くことも重要だが、このサイダーを北九州で売ってその売上金を寄付するというやり方も可能ではないか」という意見が出てこの活動が決まった。
蛍丸サイダーは、防災フェスティバルやフードフェスティバル、わっしょい百万夏まつり等の様々なイベントで販売され、今年度だけでも12万円が寄付されている。

熊本への支援以外にも、最近では集中豪雨によって大きな被害を受けた朝倉市に、去年の7月~12月にかけて2週間に1回のペースで足を運んでいるという。地域の現状として、平地は復興が進んでいるが、山間部ではまだ爪痕が残っているそうだ。一歩ずつ前に進んではいるが引き続き支援を行うことが必要とされている。
その他にも「お結び」では、1泊2日の防災イベントや他県の団体とも連携した防災サミットなどの活動も行っており、復興支援以外の幅広い活動にも積極的に取り組んでいる。
「お結び」現代表の尾道敦子さん(九州栄養福祉大学学生)は、こうした復興支援団体の存在や活動を知った学生たちが少しでも復興支援や防災に興味を持ってほしいという。今後も災害が無くなることはない日本。自分自身、そして大切な人を守るためにも被災地の現状を目で確かめ、防災の知識を身につけることが必要なのではないか。そのための第一歩として、まずは復興支援団体に足を運ぶところから始めてはいかがだろうか。

■九州学生復興支援プロジェクト「お結び」■
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記事:北九州市立大学 西岡佑馬・田原千賀子

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