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人生で1度くらいサンタになってみませんか? NPO法人チャリティーサンタ北九州支部代表の星子裕貴さん

北九州市 まちづくり ソーシャルビジネス 大学 子ども・若者 子育て 市民活動

チャリティサンタ画像

皆さんは何歳までサンタさんを信じていましたか?小学生?それとも今でも?

現在全国22都道府県28支部で子どもたちに夢を与えるサンタさんが活躍しています。
その名も「チャリティーサンタ」。ここ北九州でも活動が行われているということで、今回はNPO法人チャリティーサンタ北九州支部代表の星子裕貴さんを取材させていただきました。

活動概要

― そもそもチャリティーサンタってどんな活動をしているのですか?

 星子さん 24日のクリスマスイブの日に、依頼のあった家庭の子供へプレゼントを届けます。学生、社会人でこの活動に賛同した人々はサンタになるための研修を重ね、依頼のあった家庭に向かいます。一方、依頼先の親御さんは、チャリティー金の2000円と引き換えに、サンタを呼び、そして、親御さんの代わりに訪問したサンタに子どもたちのプレゼントを渡してもらいます。こうしてイブの日に子供たちにステキな時間を届けられ、日本中の子供たちに幸せが訪れる仕組みが出来上がっています。

ここからは星子さん個人のお話を伺いました。

活動の原点

― この活動に関わることとなったきっかけは何ですか?

 星子さん はじめは、まずボランティアがしたいという気持ちがありました。大学生協の、新入生歓迎会のグループのリーダーがチャリティーサンタの福岡支部北九州班リーダーで、その方に誘われたことがきっかけです。親が幼稚園で働いていており、たまに手伝いをすることで子供とふれあうことが身近でした。それもあって、チャリティーサンタは「子供とふれあうこと」と「ボランティア」という自分が今までやってきたこととやりたいことがうまくかみ合い、親近感がわきました。

 ― チャリティーサンタをしていて一番の印象に残っていることは何ですか?

 星子さん 全員が同じ生活を送っているのではないということを知り、様々な家庭の状況を知ることで、今までじぶんが何気なく送っていた家族との生活に温かみがあったことに気づくことができました。そして、普段は恥ずかしくてうまく愛情を伝えられない親御さんの代わりに愛情を伝えたいと思いました。北九州の親御さんは依頼の備考欄に書かれている文章の量が多く、依頼していただいているご家庭一軒一軒がチャリティーサンタに思いを託されているのだなあと感じます。サンタを通じて想いを伝える、日本人は不器用なりの伝え方なのではないかと思います。

 ― 自分なりのサンタの演じ方はありますか?

 星子さん 子供たちに伝えたい事、というのは常に考えています。子供がわかるような言葉で、親御さんの温かさをうまくかみ砕いて伝える、ということをしっかり考えます。セリフ通りに読んでも気持ちは伝わらないので心に気持ちを込めて伝えたいです。現在私はサンタ役をする人のサポートをしているのですが、その立場になってからは、わざわざ時間を割いてくれることに感謝し、うまくサポートしていきたいと考えるようになりました。

 ― この経験を経た子供たちにどうなってほしいと思いますか?

 星子さん このせわしい社会の中で忘れてはならないものに気づける人になってほしいです。そして、親の愛情があったからこそ、今、ここにいられるということを大切にし、その幸せを周りにいる人に分けていってくれるような人になってほしいです。大きなことをしてほしいわけでもない、サンタになるのを連鎖させていくことで、人に対しての温かい感情をもって生活していくことはどんどん広がっていくと思うので、ちょっとした幸せでも忘れずに、ひとつひとつの生活を大切にできる人に育ってくれたらなあと思います。

インタビューに答える星子さん(右側)

活動について熱く語る星子さん(右側)

これからの展望と将来の夢

― 活動に於いての今後の展望を教えてください。

 星子さん 子供たちの喜ぶ姿を見て親御さんも喜ぶところを見ると、自分たちがアプローチすべきは子供なのかなと思います。しかし、ただ子供たちをちやほやして喜ばせるだけではなく、それを通して生きる力、そして考える力をつけることができる、お料理教室や工作のイベントも行っています。これからも、少しでも子供たちの生きる力のたしになれるようなイベントを企画したいと考えています。

 ― 将来の夢を教えてください。

 星子さん ワクチンを作るどこかの過程に携わりたいと考えています。それを通して病気で苦しんで亡くなっていく子供たちを助けていきたいと考えています。ルーツは中学校のときよくしてくれた先輩が、治療法がみつかっていない病気で亡くなってしまったことです。病気で亡くなる人の数を減らしていきたいという気持ちもありますし、直接手助けはできないと思いますが、自ら命を絶ってしまう人たちを減らすためにも、自分の周りにいる人たちに心から働きかけることで自殺する人が少しでも減ってほしいと思います。それぞれの人が満足するような生き方をしてほしいです。

 - どうもありがとうございました。

 

子供に夢を与えるとともに、活動する側にとっても大きな学びがあり、そして家族の愛情を再認識できるとても素敵な活動であると感じました。この活動を多くの方に認知してもらえば、もっとやさしい世界になれるのではないかと思います。

ボランティアをする方、依頼する親御さん、そして子供のすべての人が、人の温かみを感じられる素晴らしい活動に、これからも注目していきたいです。

ライター紹介

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